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アドオンからの脱却。導入企業が語る、multibookの新リース会計対応のパフォーマンスとは

新リース

2025/11/17

アドオンからの脱却。導入企業が語る、multibookの新リース会計対応のパフォーマンスとは


新リース会計基準対応という「試練」

2027年4月1日以降、日本の全企業が新リース会計基準への対応を求められます。
“オフバランス中心”から“原則オンバランス”へ。使用権資産とリース負債を認識し、割引計算・再測定・注記まで一気通貫で回す運用が、月次の経理処理の当たり前になります。

ExcelやERPのアドオンで“場当たり的に”しのぐアプローチは、制度の複雑性が増すほど限界が露わになります。
そこで活躍するのが、multibookの新リース会計対応ソリューションです。

「足す」のではなく、「仕組みを置き換える」

新リース会計基準適用後は、リース資産毎のエクセルシート管理では運用が回りません。
契約の登録、期間・金額の自動算定、月次仕訳、流動/非流動振替、台帳・注記までを一つの設計思想で貫く必要があります。

multibookは、まさにその“一気通貫型の設計”であり、付け足すのではなく、リース会計を中心に据えた運用基盤に乗り換える――だからこそ、速度・精度・統制を同時に成立させることができます。

なぜ“アドオンではなく専用機能”なのか

アドオン対応は、制度改正のたびに修正が必要となり、長期的にはコストとリスクを増大させます。
multibookは、制度対応そのものを製品ロジックに組み込み済み。契約登録・割引計算・仕訳・開示が一連の仕組みで繋がっており、改修なしで将来の法改正にも柔軟に対応できます。

「制度を後追いするのではなく、制度を先読みした仕組み」
それがmultibookの新リース会計機能の設計思想です。

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実務を変える、multibookの3つの柱

1. 制度要件を網羅するフルスペック

前払・後払・複数月前払、フリーレント、多段階料、条件変更、残価保証、流動/非流動振替、翌月振戻。
現場で“例外”と呼ばれるパターンも、multibookでは例外ではなく標準です。契約の実態に応じたロジックで仕訳が自動生成され、監査に耐える整合性を担保します。

2. 入力から注記まで、一気通貫

契約マスタは単件入力も一括取込も可能。確定後はロックされ、誤操作を排除。
月次自動仕訳は対象契約を横断して一括生成、シミュレーションで締め前の差異検証もできます。
結果、“月次締め作業のやり直し”を減らすことができるのです

3. 開示・台帳・償還票の自動出力

使用権資産・リース負債の台帳、償還票、注記情報(調整表、満期分析、損益内訳など)をワンクリックでExcel出力。
監査手続と開示作業の双方が、「最後に慌てない」プロセスに変わります。

IFRS対応の経験が生む「設計の深さ」

IFRS16の導入案件を複数社で支援してきた立場から断言できるのは、制度で鍛えられた製品は運用で裏切らないという事実です。
要件が少し動いても、契約条項が複雑でも、開示の切り口が増えても“国際基準への対応の経験値”が深いほど、設定ひとつで収めることができます。そして、この蓄積は後から付け足すことはできません。

新リース会計は、国内基準でありながら実質的にはIFRS16と同等の運用負荷を伴います。
そのため、国際基準対応で鍛えられたシステム構造が欠かせません。
multibookは、グローバル企業のIFRS16導入で培ったロジックをそのまま搭載。
「割引率」「条件変更」「残価保証」「注記開示」まで、会計理論と実務処理の整合性がとれた構成となっています。

だからこそ、“どのシステムを選ぶか”の判断軸には、IFRS(特にIFRS16)での実戦経験が含まれているかを置くことも重要となります。
その観点で見ると、multibookは制度や知見をプロダクトの奥まで染み込ませており、結果として、日本の新リース会計基準対応でもブレがありません。

IFRS16の経験を生かして新リース会計基準に”完全対応”、multibook リース資産管理の詳細はこちら

比べてわかる「アドオンの限界」と「multibookの実力」

「選ばれる理由」は、制度対応力 × 運用効率 × 経験値

  • 制度対応力:日本の新リース会計の要件を過不足なくカバー
  • 運用効率:仕訳から注記までワンクリックで一気通貫
  • 経験値IFRSで鍛えられた設計が、国内基準でもぶれない安定感を生む

    “要件適合”は出発点にすぎません。差は、運用の小さな摩擦をどれだけ消せるかで決まります。その摩擦を、最初から設計で消しているのがmultibookです。

multibook リース資産管理の主な特長

  • 契約登録から仕訳・注記までを自動化
  • 前払・後払・フリーレント・条件変更・残価保証などを標準処理
  • 開示資料(注記・台帳・償還票)を自動生成
  • IFRS16準拠の会計ロジックを標準搭載(国際基準への拡張性あり)
  • クラウドERP連携により、会計・固定資産・購買とのシームレス統合

リース資産管理システム導入の勘所

  1. 会計方針の確定
    遡及方法(修正/完全)、短期・少額リースの閾値、割引率の決定、流動区分振替の頻度をルール化。
  2. データの型を揃える
    契約台帳を標準フォーマットに整備し、一括取込。名称・勘定・税コードなどのマスタを先に整える。
  3. シミュレーションで詰め切る
    月次仕訳を自動生成→Excel出力で差異検証→問題箇所を設定で修正。確定後はロックして本番運用へ。
  4. 定常運転と開示
    月次自動仕訳、台帳更新、注記出力をルーチン化。監査要求に応じ、資産別の検証ファイルも即時提示。

リース資産管理をmultibookでーー導入企業が証明する、制度対応のリアル

株式会社カカクコム

課題:
リース資産をExcelで管理していたが、ファイル構成が肥大化し、属人化・監査対応の負荷が増大していた。
選定理由:
「IFRS16対応の実績があること」「導入から稼働までのスピード感」「運用のわかりやすさ」を高く評価。
効果:
四半期決算時のリース資産関連業務が180分から10分へ、約9割削減
属人運用から脱却し、監査対応も効率化。

「仕訳から注記まで自動化できたことで、制度対応が経営情報の可視化へとつながった。」

鴻池運輸株式会社

課題:
IFRS16号対応の必要性が高まり、複数拠点・多通貨環境での統一管理が急務に。
選定理由:
「IFRS対応の経験が組み込まれた製品構造」と「アドオン不要で運用できる柔軟性」が決め手。
効果:
複数拠点間の処理ルールを標準化し、制度対応と監査準備の両立を実現。

「現場が迷わず操作できるシンプルさと、制度要件の深さ。その両立がmultibookらしい強み。」

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よくある質問

Q:既存ERPにアドオンすれば安いのでは?
A:短期的に見れば安く見えますが、例外処理や条件変更、開示要件の追加に追随するたびに改修コストが積み上がります。そのため、最初から制度対応の“型”を持つ製品の方が、総コストは軽くなります。

Q:Excelで十分では?
A:単月の計算はできても、再測定・振替・注記が絡むと整合性の担保が難しくなります。multibookは計算—仕訳—開示を同一ロジックで制御し、人手のチェックを最小化します。

Q:うちはオフバランス案件も多いが?
A:短期・少額の判定やオフバランス処理の要否はポリシー設定で制御可能です。オンバランス/オフバランスが混在でも、安定した運用が可能となります。

Q. 将来のIFRS適用にも対応できますか?
A:multibook リース資産管理はIFRS16号対応で検証されたロジックをそのまま採用しているため、国内基準からIFRSへの移行もスムーズです。

まとめ:アドオンからの卒業を、いま

制度対応は“導入して終わり”ではなく、毎月の運用が本番となります
アドオンで延命するか、仕組みを刷新して前へ進むか。
IFRS対応で磨かれたシステムを選ぶ――その観点を選定軸に忍ばせるだけで、将来の面倒は驚くほど減ることでしょう。もうアドオンはしない。
multibookで、新リース会計の運用を一段引き上げましょう。


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この記事を書いた人

マルチブック編集部