成功事例に学ぶ「日本拠点のリース資産管理最適化の方法」とは?
IFRS16号
記事更新日:2024/11/21
はじめに
皆さんこんにちは、今日はマルチブック社でIFRS16号リース資産管理機能を導入いただいた素晴らしい成功事例が出せたのでご紹介します。
この記事は、海外拠点を持つ企業、リース資産管理に課題を抱える企業、そしてIFRS対応を必要とする日本の外資系企業の方々に特に役立つ内容となっています。この導入事例を通じて、効率化の方法や課題解決のヒントをお届けします。
株式会社Food Innovators Japan(以下、FIJ)は、日本と世界を食でつなぐというビジョンを掲げ、国内外で革新的な飲食事業を展開する企業です。その挑戦の中で、特にリース資産管理における課題を解決するために選ばれたのが、multibookのIFRS16号リース資産管理ソリューションです。本記事では、FIJの導入事例を通じて、multibookがどのようにビジネスの効率化と価値向上を実現したかをご紹介します。
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目次
導入の背景:上場とともに訪れた課題
FIJはシンガポールに本社を置き、飲食業界におけるリーディングカンパニーとして、飲食店舗の運営や物件のサブリースを手がけています。同社は2024年10月、親会社Food Innovators Holdings Limitedがシンガポール証券取引所(SGX)に上場するにあたり、国際財務報告基準(IFRS)を導入しました。
特にサブリース事業では、リース資産管理が業務の中心にありましたが、その処理には膨大な作業時間と属人化の課題がありました。従来、200以上のリース店舗をExcelで管理していたため、40時間以上のIFRS修正仕訳作業が必要であり、特定の担当者に依存していたため、ミスのリスクも高まりつつありました。
multibookを選んだ理由
FIJは迅速かつ正確に課題を解決するためのツールを求め、multibookを導入しました。その決め手となった理由は以下の通りです:
- IFRS16号に対応した包括的な機能:
リース資産の現在価値計算や仕訳作成、レポート作成機能が網羅されている。 - 使いやすいインターフェース:
直感的な操作性と分かりやすい画面設計。 - 迅速なデータ移行とサポート体制:
multibookのカスタマーサクセスチームによる丁寧なデータ移行サポートが信頼を得た。
導入プロセス:2段階での成功実現
FIJでは、導入プロセスを2段階に分けて進めました。
- 既存データの移行:
2023年8月までに、過去のリース資産情報をすべてmultibookに移行。カスタマーサクセスチームがExcelデータを解析し、正確な移行をサポート。 - 本番運用の開始:
2024年2月期決算期からmultibookを活用し、正式な帳簿として運用開始。
これにより、従来のExcel運用から脱却し、スムーズなIFRS対応が可能となりました。
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導入後の成果
multibookの導入により、FIJは以下のような具体的な成果を実現しました。
作業時間の大幅短縮
以前は40時間以上を要していたIFRS修正仕訳作業が、約20時間に半減しました。今後、月次でのデータ更新フローを構築することで、さらなる時間短縮も見込まれています。
属人化の解消
Excelによる複雑な関数処理から脱却し、会計知識を持つ複数の担当者が作業を分担できる体制を整えました。
監査対応の効率化
シンガポールや日本の監査法人に必要なレポートを簡単に出力できるようになり、監査対応時間が大幅に削減されました。
FIJの未来とmultibookの役割
2024年の上場を機に、FIJはさらなる成長を目指しています。同社では、毎月のデータ更新フローを確立し、決算期の作業負担をさらに軽減する計画です。また、日本国内での新リース会計基準の適用が近づく中、multibookの活用は、今後のビジネス拡大においても重要な役割を果たすことでしょう。
お客様の声
“multibookのおかげで、リース資産管理の作業の効率化だけでなく、会社全体の透明性と生産性が向上しました。特に監査対応が非常に楽になり、上場準備もスムーズに進めることができました。”
株式会社Food Innovators Japan ファイナンシャルコントローラー S氏
株式会社Food Innovators Japan様 導入事例インタビュー記事全文はこちらから>>
FIJの導入事例は、リース資産管理における課題を抱える多くの企業にとって、解決のヒントとなるはずです。もし同様の課題に直面している場合は、ぜひmultibookの導入をご検討ください。
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